gauche night 2

gauche night 2 にいって気になった点をメモる。

  1. R6RSはよくなさそう。R5RSの方がシンプルで、shiroさんがおっしゃっていたようにR5RSとR6RSが共存するか、R7RSとしてschemeらしさ?を取り戻すか、どちらかが実現すればよいが、数字の持つ力は強いためこのままR6RSデファクトの世界に突入してしまうかもしれない。
  2. 前からhttp://practical-scheme.net/wiliki/wiliki.cgi?Scheme%3AScheme%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB10などを読んで気になっていたのだけれど、full continuationをサポートすることで、処理の高速化の足を引っ張ると言う点が理解できていない。任意の地点でcontinuationを取得できる必要があるから、重い処理を常にする必要があるってことかな?。SICPレジスタマシンのところに書いてあるかなあ。実装してみないとわからない。
  3. C wrapper は便利そう。
  4. C言語のライブラリとしてのgaucheのデモがあった。C言語の仕事があれば楽が出来る。
  5. Prologを使えば、言語の数学的定義から簡単に処理系をかけるような話が出た。Prologおもろそう。Ivan Bratko の本はまだ読めていない。読めていない本が多すぎる。
  6. unwind-protectの必要性について。問題点すら理解できていない。postludeの実行を保証するためにどうすればいいのか。Unwind-protect in portable Schemeでも読んで勉強しよう。

http://www.double.co.nz/scheme/partial-continuations/partial-continuations.html

それにしてもプログラミングGaucheはいきなり凄くよい本が出た感じ。Lisp界(Scheme界)がこれから盛り上がっていく礎になるかもしれない。
まとまった情報って重要。

on lispとプログラミングGaucheは、ソフトウェア関連の出版物で日本の方が米国に先行している稀な例か。on lispはpdfで公開されてるけど。
それともon lispに変わるもっと素晴らしい本が既に出ていたりして。

SICP原著にshiroさんのサインもらった。わーい。家宝だ。家宝。